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2006.03.14

安楽死について

今日のオススメはコレ→『高瀬舟』


山椒大夫・高瀬舟    新潮文庫
森 鴎外
新潮社 (1968/05)
売り上げランキング: 7,662
おすすめ度の平均: 4.38
5 どの作品も味わい深い短編集(2)
4 生と死。
4 『妄想』!


ふと本棚で見つけて、久しぶりに読み返してみた。
短編集なのですが、その中で高瀬舟
考えてみました。



罪人を京都から大阪へ運ぶ船の中で、弟を殺した兄に
同心が何を思っているのか。と尋ねる。

兄は今までの苦労に比べれば、島に流されるとはいえ
食べ物も与えてもらえる。寝る場所もある。
牢を出る時二百文ももらった。
現金を懐にとどめたのは初めてで、
うれしいのだと言う。

人間は病気であれば、健康だったらと思う。
食がないとあればと思う。
万が一の蓄えがないとあればと思う。
あれば、もっとあったらと思う。

同心は考えさせられてしまう。
自分たちはもっともっとと欲が出るのに
男は一緒に泣いてくれる家族や親戚もいないのに
生きさせてもらうだけで ありがたいと言う。


この兄弟は小さい頃親を亡くし、
苦労をしながらも寄り添って生きていた。
兄弟で貧しいながらも働いていたが
弟が病気を患ってしまう。
どうせ治らぬ病気で兄に苦労させられないと
弟は剃刀で喉を切り自殺を図る。
帰ってきた兄が見たのは、血だらけになった瀕死の弟。
医者を呼ぼうとした兄をさえぎり、手を貸して楽にしてくれと兄に頼む。
兄も弟の気持ちを察し剃刀を引き抜いた。
弟は死んだ。


同心はコレが罪になるのかと考えてしまう。


例えば助からない病気になったとして、
苦しんでも生きようとするか。
それもひとつの選択肢で、
兄のように『生きているだけでも』
その意味があるとも思えます。
弟のように 家族を思って自ら死を選ぶか。
またそれもひとつの選択肢だとも思います。

今だ日本では安楽死について消極的であるように思いますが
私は安楽死という選択肢も あっていいのではと思うことがあります。
皆さんはどう思われますか?

医師でもあった森鴎外の生と死(安楽死)についての
問いかけであったのか。










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